第３部門③

[13007-12-01] モルタル内部で腐食した鉄筋近傍のせん断変形計測に関するX線CTの適用性（シンポジウム講演概要）

*前川 洸士朗³、菊池 慎太郎¹、麓 隆行¹、山田 雄太² (1. 近畿大学、2. 日本大学、3. 高田機工)

キーワード：腐食、せん断変形、応力伝達機構

本研究では、モルタル中の腐食した鉄筋近傍のせん断変形を測定する方法として、載荷状態で撮影可能なX線CT装置を用いることの有効性を示すため、丸鋼の腐食がある場合とない場合の鉄筋のせん断変形をせん断面で測定し、応力伝達機構の変化を検討することを試みた。その結果、鉄筋の腐食による荷重-変位関係の変化は、腐食亀裂によって引き起こされる応力伝達機構の変化によるものであることが、荷重負荷時のX線CT画像を用いたDVCにより確認された。