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[13007-12-03] き裂面腐食影響を考慮した弾塑性疲労き裂伝播解析(シンポジウム講演概要)
キーワード:疲労き裂伝播、腐食、弾塑性、き裂閉口
近年の構造設計思想の変遷を背景に,存在する疲労き裂のき裂閉口現象を活用した疲労寿命延伸技術がこれまで数々提案されている.しかし,これら現象は,主に実験検討としての報告に留まり,詳細な数値解析によるメカニズム解明や設計手法の確立はなされてない.本研究では,著者らが開発する弾塑性材料モデルおよびそれを用いた疲労き裂伝播寿命評価手法により,腐食を活用した疲労寿命延伸技術のメカニズム解明を可能とする新たな評価手法の確立を試みた.その結果,腐食前後における疲労き裂伝播速度変化を精度よく再現することができた.今後の検討項目として,異なる腐食条件(荷重条件や腐食時き裂長さ)に対する検証が挙げられ,講演当日に報告予定である.