第26回応用力学シンポジウム

講演情報

一般セッション

一般セッション(第一部門:物理数学力学問題 ー物理現象のモデル化から逆問題までー)

第1部門④

2023年5月28日(日) 10:10 〜 11:40 A会場 (6号館 4階 6410室)

座長:野村 泰稔(立命館大学)

10:40 〜 10:55

[21006-11-03] タンクモデルによる鉛直1次元不飽和浸透特性の再現性評価(シンポジウム講演概要)

*中村 聡司1、日置 和昭2 (1. 昭和エンジニアリング株式会社、2. 大阪工業大学)

キーワード:タンクモデル、遺伝的アルゴリズム、最適化

本研究では,パウエルの共役方向法(パウエル法)と遺伝的アルゴリズムによるランダムサーチ法(GA法)を用いて,上段から下段への浸透率が一定であるタンクモデル(菅原モデル)と,浸透率が貯留高の変動に伴って変化するタンクモデル(青木・日置モデル)の各定数について最適化を行い,両タンクモデルによる鉛直1次元不飽和浸透特性の再現性評価を試みた.その結果,パウエル法よりもGA法の方が再現精度の高いタンクモデル定数を得られること,菅原モデルよりも青木・日置モデルの方が高い精度で鉛直1次元不飽和浸透特性を再現できることが明らかとなった.