第26回応用力学シンポジウム

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Common session

Organized Session(応用力学の実務への展開)

企画セッション(応用力学の実務への展開)②

Sun. May 28, 2023 12:40 PM - 1:40 PM A (6号館 4階 6410室)

座長:森口 周二(東北大学)

1:10 PM - 1:25 PM

[21012-15-03] Prediction Method of Stress of Bottom Ground for Excavating Work Using Retaining Wall (Proceedings of Symposium on Applied Mechanics)

*Takaki Matsumaru1, Yoshitaka Tomida1, Takashi Ushida1 (1. Railway Technical Research Institute)

Keywords:Excavating work using temporally retaining wall, Prediction of stress

土留め壁を用いた掘削工事では,土留め壁に発生する変位や応力の安全性を確認すると共に,周辺地盤や構造物への影響を生じないように施工を行う必要がある.土留め壁に発生する断面力や変形は弾塑性法を用いて評価されることが多く,道路・鉄道等の分野では一般的な設計手法として活用されている.また,近接施工など周辺地盤への影響の予測が必要な場面では,弾性や弾塑性のFEM解析が実施されることが多く,都市部を中心に既設構造物に近接した掘削土留め工への適用事例が増えつつある.しかしながらFEM解析の実施は,施工過程の考慮や排土による除荷挙動の適切な評価が必要であり,容易なものではない.本研究では,掘削土留め工の設計で検討が必要となる底盤安定の検討に資することを目的として,掘削底面地盤の応力状態の評価を簡便に実施する手法を提案すると共に,実際の掘削工事を想定したFEM解析との比較から手法の妥当性の検証を行った.