第26回応用力学シンポジウム

講演情報

一般セッション

一般セッション(第二部門:計算力学)

第2部門④

2023年5月28日(日) 10:10 〜 11:40 B会場 (6号館 4階 6418室)

座長:田中 聖三(広島工業大学)

10:40 〜 10:55

[22007-12-03] 弾性除荷時における弾塑性トポロジー最適化の解析的感度の精度検証(シンポジウム講演概要)

*藤原 睦樹1、干場 大也1、西口 浩司1、加藤 準治1 (1. 名古屋大学)

キーワード:トポロジー最適化、弾塑性材料、弾性除荷

トポロジー最適化は計算機による逆解析を行うことで力学的に最適な材料配置を求めることができる設計手法である.しかし,これらの設計の多くは線形問題を想定しており,実現象に即した非線形問題による設計はあまり進んでいない.これは,経路依存性などの非線形特有の問題が感度解析を複雑にし,膨大な計算時間を必要とするためである.これに対してKatoらや干場らは,変位制御法を前提とすることで感度解析における陰的な微分項を無視し,感度解析にかかる計算量を減らすことに成功した.特に,干場らは繰り返し載荷を考慮した弾塑性材料のトポロジー最適化手法を開発した.しかし,この研究では再載荷後の感度の精度検証は行われているものの,弾性除荷時における感度の精度については検証されていない.そこで本研究では干場らの先行研究をもとに,弾塑性材料の繰り返し載荷を考慮したトポロジー最適化の除荷時の感度の精度について検討していく.