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[22013-19-02] 岩石室内試験の数値解析とV&Vの位置づけ(シンポジウム講演概要)
キーワード:検証と妥当性確認、数値解析、トンネル解析
高性能な商用数値解析ソフトが広く普及し、土木分野に特有な事象を扱うことのできる高度なソフトも大学等で開発・展開されており、数値解析の果たす役割は、AIとの融合やデジタルツインのエンジンなど、益々大きくなるに違いない。そのためには、V&V(Verification and Validation)のような解析の過程や結果の「検証と妥当性確認」を行う方法が重要となる。これまで、土木学会や日本コンクリート工学会の委員会活動のほか、V&Vを扱った研究論文や講演が増加しつつあるが、土木に特有のコンクリートや地盤・岩盤といった対象を扱う場合のV&Vの大きな枠組みが置き去りにされている。本稿では、V&Vを用いたトンネル掘削解析における信頼性の提示の方法についての考え方を示し、その実行に際しての課題を整理した。