企画セッション（数値解析の検証と妥当性確認（V&V)、不確かさ評価）②

[22013-19-06] 座標系に依存しないニューラルネットワークの開発（シンポジウム講演概要）

*張 思為¹、堀 宗朗¹ (1. 東京大学)

キーワード：座標独立、ニューラルネットワーク、合成回転、構造応答解析

物理的問題を解決するためにニューラルネットワークを使用する場合、ニューラルネットワークは座標系に依存しない必要があります。この論文では、任意のニューラルネットワークに適用できる後処理を開発しています。この後処理は、回転合成により、一連の回転した入力データを生成し、各セットに対してニューラルネットワークを適用し、出力を再度回転させ、出力から座標系に依存しない解を抽出します。この後処理の数値実験は、構造応答解析のために行われており、後処理が期待通りに機能することが示されています。さらに、ニューラルネットワークを座標系に依存しないものにするために、さらなる活用を検討します。