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[23007-12-01] 局所洗堀後の直接基礎橋脚の残存支持力に関する剛塑性有限要素解析(シンポジウム講演概要)
キーワード:剛塑性有限要素法、洗堀、直接基礎
近年,集中豪雨や台風災害によって,河川橋脚基礎周囲の地盤が流出する洗堀被害が増加している.洗堀被害が生じても応急復旧により短期間で再供用することも可能である.今後の類似災害発生時に,再供用の可否判断をより迅速に行うためには,再供用に必要とされる基礎の残存支持力の発現メカニズムを解明することは重要である.これまでに,アルミ棒積層体を用いた直接基礎の模型実験や剛塑性有限要素法(RPFEM)を用いて残存支持力の発現メカニズムに関する検討を行ってきた.RPFEMを用いて模型実験の再現解析を行った結果,実験結果よりも控えめな極限支持力が算出された.この原因として,実験で観察された基礎全幅と地盤の接触を考慮していない点が挙げられた.そこで本研究では,基礎全幅と地盤の接触を考慮した簡易な解析モデルを提案する.また提案モデルを再現解析に適用した結果について報告する.