10:40 〜 10:55
[23007-12-03] DEMを用いた二種混合体の中間骨格構造における粒子配置と接点力の評価(シンポジウム講演概要)
キーワード:個別要素法、安息角、接点力
大粒子と小粒子の二種粒子で構成される二種混合体は,大粒子含有率によって性質が変化する.大粒子含有率が低く,性質の主体が小粒子である構造は「小粒子骨格構造」,大粒子含有率が高く,性質の主体が大粒子である構造は「大粒子骨格構造」,それらの間に位置し,大粒子含有率によって性質が変化する骨格構造は「中間骨格構造」と定義される.著者らはこれまで,中間骨格構造に与える大粒子の粒子特性の影響を,安息角実験で評価している.
本研究では,中間骨格構造における微視的力学状態を把握するために,DEMを用いて安息角実験の再現解析を実施し,大粒子の配置,接点力,接点ベクトルについての考察を行った.その結果,中間骨格構造では,大粒子間の距離が水平方向に比べて,鉛直方向に小さいこと.小粒子のみでは生じない強い接点力が,小粒子に発生し,最大主応力方向である鉛直方向に発達することが,明らかになった.
本研究では,中間骨格構造における微視的力学状態を把握するために,DEMを用いて安息角実験の再現解析を実施し,大粒子の配置,接点力,接点ベクトルについての考察を行った.その結果,中間骨格構造では,大粒子間の距離が水平方向に比べて,鉛直方向に小さいこと.小粒子のみでは生じない強い接点力が,小粒子に発生し,最大主応力方向である鉛直方向に発達することが,明らかになった.