3:00 PM - 5:00 PM
[IL3] 社会性のスペクトラム
発達障害からの証拠
絶え間なく変わる社会的な世界で上手く機能していくためには、私たちは迅速かつ正確に他者の社会的な評価を行い、それに合わせて行動を適応させなければいけない。いくつかの発達の障害を持つ人たちは、これらの能力に苦手さを感じており、日々の社会的機能の要求になんとか応えようと苦心している。ウィリアムス症候群(Williams syndrome: WS)と自閉症はこのような障害の代表的な2つである。超社会性(WS)と社会的孤立(自閉症)と特徴づけられたことにより、これらの障害を持つ人は社会的機能において「両極端」の障害であるとされてきた。社会的注意、社会的認知、日々の社会的機能の報告に関する私たちの研究から得られた実証的証拠を用いて、これらの障害に関連する社会的プロフィールを議論する。両障害には社会的な非典型性が関連しているが、私が示す証拠は、「両極端」という単純化した見方は正確さからは程遠く、両障害には明確な違いがあるのかもしれないが、同時に重要なわずかな重なりが2つの障害の間にはあるということを示している。現在の知識に基づいた上で、かつ、この領域の応用研究の発展だけでなく理論の進展に貢献できるような将来の研究の方向性を議論する。
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