日本発達心理学会 第26回大会

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チュートリアル・セミナー

複線径路・等至性アプローチ(TEA)

Fri. Mar 20, 2015 3:00 PM - 5:00 PM 福武ラーニングシアター (情報学環・福武ホール)

チューター:安田裕子 (立命館大学)

3:00 PM - 5:00 PM

[TS3] 複線径路・等至性アプローチ(TEA)

過程と発生をとらえる

安田裕子 (立命館大学)

TEA(Trajectory Equifinality Approach: 複線径路・等至性アプローチ)は、Equifinality(等至性)の概念を、文化的・発達的事象に関する心理学的研究に取り込んだことにはじまる、過程と発生を捉える質的研究法です。
TEA は、①対象とする経験(者)を抽出する理論 HSI(Historically Structured Invitation: 歴史的構造化ご招待)と、②文化的記号を取り入れて変容するシステムとして人間のメカニズムを仮定し、理解・記述するための理論 TLMG(Three Layers Model of Genesis: 発生の三層モデル)と、③時間上の変容・維持の過程を描く方法 TEM(Trajectory Equifinality Model: 複線径路・等至性モデル)により構成されます。TEA は、文化をまとい時間とともにある人間のライフを捉え描き出すための方法論です。研究目的から HSI により対象を抽出し(等至点の設定)、システムの内的変容過程を TLMG で理解しつつ、TEM で、行動選択や意思決定の有り様をプロセスとして描くというように、TEM がその中心となります。
TEM では、等至点、分岐点、複線径路、非可逆的時間といった概念を用いて、文脈に埋め込まれ時間とともにある人生の径路や人間の発達の多様性・複線性を捉えていきます。当日の講習会では、基本概念を理解したうえで、TEM による簡単な分析を行い、TEM で何ができるのかを実践的に習得することを目的とします。



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