第41回日本認知症学会学術集会/第37回日本老年精神医学会[合同開催]

セッション情報

ランチョンセミナー

[LS12] ランチョンセミナー12
気分障害と認知症の関連性 ~前駆状態か危険因子か

2022年11月27日(日) 11:40 〜 12:30 第2会場 (7階 ホールB7(1))

座長:新井 平伊(アルツクリニック東京)

共催:東和薬品株式会社

 うつ病や双極性障害は後に認知症を発症するリスクが高いことが多くの疫学的調査で示されている.しかしこれらを繋ぐ生物学的背景は明らかになっておらず,高齢者の気分障害が認知症の前駆状態なのかまたは気分障害への罹患が認知症発症リスクを高める危険因子なのかが議論されている.
 本セミナーでは,うつ病や双極性障害におけるアミロイドβやタウ,αシヌクレイン,嗜銀顆粒などの認知症関連物質に関する研究報告をレビューし,高齢者の気分障害が認知症性疾患の前駆状態なのか危険因子なのかについて考察したい.

馬場 元1,2 (1.順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院メンタルクリニック, 2.順天堂大学大学院医学研究科精神・行動科学)