○林 悠1,2,3 (1.東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻, 2.京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻, 3.筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS))
セッション情報
ランチョンセミナー
[LS13] ランチョンセミナー13
パーキンソン病における認知機能障害-睡眠障害との関連性を考える-
2022年11月27日(日) 11:40 〜 12:30 第3会場 (7階 ホールB7(2))
座長:武田 篤(国立病院機構仙台西多賀病院)
共催:大塚製薬株式会社
(講演I) 精神・神経疾患には睡眠障害がつきものだが,近年の研究から,精神・神経疾患の発症と睡眠障害は単なる一方向性の関係ではなく,睡眠の異常が疾患そのものの進行の一因となっている可能性が浮上している.本演題では,睡眠,特にレム睡眠(急速眼球運動睡眠,逆説睡眠)に注目し,種々の疾患との関連について,我々や他の研究グループの最新の成果について取り上げる.
(講演II) 代表的な神経変性疾患であるパーキンソン病(PD)では,睡眠障害と認知機能障害は高率に併存する非運動症状であり,双方の関連性が報告されている.睡眠障害の治療がPDにおける認知機能障害を含めた症状の進行抑制に働くかどうかは今後の研究結果が待たれるところである.
○鈴木 圭輔 (獨協医科大学病院脳神経内科)