○渡辺 宏久 (藤田医科大学医学部脳神経内科学)
セッション情報
ランチョンセミナー
[LS4] ランチョンセミナー4
脳神経内科医が考えるレビー小体型認知症の早期診断
2022年11月25日(金) 11:50 〜 12:40 第4会場 (5階 ホールB5(1))
座長:服部 信孝(順天堂大学医学部神経学講座/理化学研究所脳神経科学研究センター神経変性疾患連携研究チーム)
共催:住友ファーマ株式会社
レビー小体型認知症は,経過中に認知機能低下,行動障害,パーキンソニズム,自律神経不全,睡眠障害を経過中に種々の程度で生ずる.このため,早期診断には,精神疾患,更にはAlzheimer型認知症,前頭側頭型認知症,パーキンソン病,進行性核上性麻痺,大脳皮質基底核変性症,多系統萎縮症,正常圧水頭症など多様な神経変性疾患との鑑別が問題となる.正しい診断には,臨床経過,神経所見,全身所見の評価が最も重要で,各種検査の特徴や例外を熟知することも大切である.一方,ウェアラブル端末,AI,PMCA/RT-QuIC用いたαシヌクレイン検出,αシヌクレインPETなど,早期診断へつながる新規手法の開発も進んでいる.