日本食品科学工学会第68回大会

出展者情報

[6] 三洋貿易株式会社

三洋貿易株式会社

 
会社概要

三洋貿易は専門輸入商社で、ニッチな分野での深化力、技術を伴ったきめ細かいサービス力を特徴として、それぞれの分野でニーズの高い商品を提供しています。科学機器部では、幅広い分野で国内にはないようなユニークな特徴のある分析装置を世界中から集めて提供しております。多くの装置は国内にあるデモルームに実機があり、お客様のサンプルを実施に測定したり、操作をご覧いただくデモンストレーションも行っております。
E-mail:info-si@sanyo-trading.co.jp


 
製品紹介①:高機能液中分散安定性評価装置 Turbiscan Lab


TURBISCAN Labは液中分散安定性評価TURBISCANシリーズの中で標準機であり、サンプルの分散状態を自動でスキャンし、短時間で不安定化するサンプルでも分散性の変化を正確にとらえることが可能です。
TURBISCAN Labは高精度サンプルスキャンとTSI評価が可能で室温はもとより、60度までの加熱温調機能を搭載したモデルでサンプルの不安定化を促進、試験時間の短縮化を果たすことができます。分散体の平均粒径を光学的手法で計算する機能を付け加え、合一/凝集の反応をさらに深く追及することができます。
TURBISCAN Labはまさにあなたの実験室(Lab)になくてはならない1台です。
 
高濃度分散体の安定性評価はサンプルを無希釈、非破壊で測定することが重要です。
高濃度に分散体を含むサンプルをそのままガラスボトルにサンプリングし、ボトル外から光を当ててその透過光・後方散乱光を評価することでサンプル中の分散体の変化を評価します。
高さ方向に高精度にステージを移動させながら高さごとに透過光・後方散乱光を測定(スキャン)します。
液中に分散体が均一に存在している場合、スキャンを繰り返しても透過光・後方散乱光の検出感度は変化がありません(下図・左)。
しかし、例えば分散体が沈降を起こす場合、サンプルボトルの底側の分散体濃度は増加し、上側の濃度は低下します(下図・右)。

その場合検出される後方散乱光も底側で増加し、上側で低下するという変化が見られます。


 
製品紹介②:時間領域 核磁気共鳴装置 TD-NMR Spectrometer Spin Track


Spin Trackは核磁気共鳴における共鳴の緩和時間を測定し、分子の運動性を評価します。
分子の運動性評価から、粒子分散溶液の粒子分散性評価や固体高分子材料の比較評価が可能です。
緩和時間だけでなくプロトンの拡散係数の測定も可能です。
 
粒子分散溶液の粒子分散性評価では、粒子界面状態や分散凝集状態を評価することができます。
高濃度分散系でも希釈せず原液状態にて測定が可能です。
適切な分散処理時間の推定、粒子の濡れ性、分散媒との親和性、分散剤のスクリーニング等に活用可能です。
 
固体高分子材料の比較評価では、材料中の水素原子由来の分子運動性の比較評価が可能です。
食品分野での具体例として、ゼリー等の分子レベルでの不均一性評価(固さの評価)や粉体の水分量評価を行うことができます。



 
製品紹介③:共軸二重円筒形レオメータ ONRH型


ONRH型レオメータは低粘度領域で真価を発揮するレオロジー評価用装置で、簡便な操作で低粘度試料の高感度測定が可能です。
サイズ・コスト面でのメリットがあり、扱い易さと性能の両立を達成したレオメータです。

食品分野への応用例としては、評価例として以下に、米飯(糊状)の評価例を挙げます。
冷蔵保存した米飯の①自然加温による常温品と②電子レンジによる再加熱品、で後者②の方がせん断速度の高い領域でデボラ数が明確に大きくなっていることを確認できました。デボラ数とは、試料流体内の粘り強さ(靭性)に近しい指標で、静的な粘度と動的な粘度の比から求められます。電子レンジで加熱することでより炊きたての食感が戻るという経験から、この手法によって食感を数値化できる可能性を示唆しています。



製品HP:
https://www.sanyo-si.com/products/detail/onrh/

カタログ:
https://www.sanyo-si.com/wp-content/uploads/e2db5c343844de0499a9aa7808904b95.pdf


 
製品紹介④:回転ドラム式 粉体流動性測定装置 Revolution Powder Flow Analyzer (RPA)


Revolution Powder Flow Analyzer (RPA)は回転ドラム式による動的で低負荷な測定による粉体流動性測定装置です。粉体と材料の摩擦により生じる帯電評価や、高温加温状態の流動性評価も可能です。
 
食品分野への応用例としては、評価例として以下に、グラニュー糖と粉砂糖の評価例を挙げます。
目視(写真)からグラニュー糖は粉砂糖に比べ、さらさらであることがわかります。
グラフの縦軸はavalanche energy(なだれエネルギーAE)、横軸は測定時間であり、粉体を回転させたときのAEの経時変化を表しています。
縦軸のなだれエネルギーAEは、生じたなだれの大きさを表す数値で、グラニュー糖の方が明らかに小さく時間変動も小さいことがわかりました。これにより流動性が良好で、なだれも均一であることが示唆されました。


製品HP:
https://www.sanyo-si.com/products/detail/rpa/?taxo=maker&parent_id=316


カタログ:

https://www.sanyo-si.com/wp-content/uploads/d0cf52f588217c4251919b06a9e64746.pdf


 
 
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