○竹中 慎1, 野上 侑哉2, 尾﨑 理恵3, 植田 彰彦4, 近澤 研郎5, 堀澤 信6, 小松 宏彰7, 新納 恵美子8 (1.昭和大学藤が丘病院, 2.東京医療センター, 3.順天堂大学, 4.京都大学, 5.自治医科大学さいたま医療センター, 6.長野赤十字病院, 7.鳥取大学/山口赤十字病院, 8.奈良県立医科大学)
Session information
ワークショップ
主演題(一般口演以外)
ワークショップ2
TLHの手技と工夫(若手術者によるチームバトル)
Fri. Aug 3, 2018 1:00 PM - 2:30 PM 島根県民会館 第2会場 (1F 中ホール)
座長:熊切 順(東京女子医科大学産婦人科), 棚瀬 康仁(奈良県立医科大学産科婦人科学教室), コメンテーター:磯部 真倫(新潟大学医歯学総合病院産科婦人科)
都会チーム:竹中 慎、野上侑哉、尾﨑理恵、植田彰彦
地方チーム:近澤研郎、堀澤 信、小松宏彰、新納恵美子
腹腔鏡下手術が普及してきたが、手術手技の均霑化が課題とされており、地域差なく、安全かつ適切な手術の遂行が求められている。TLHにおいては、腹腔鏡手術で必要な操作が全般的に含まれており、基本手技の確実な習得が手術の完遂には必須である。若手医師がこの基本手技を理解・実践することは、腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術の修得を見据えた研修として意義深い。本ワークショップでは、全国の若手医師を都会チームと地方チームに分けて、その技術を競い合う。
各チームは4名で構成され、卒後10年目前後の内視鏡技術認定医・非認定医の混成チームとする。TLHを3つのパートに分け、パート毎に手術動画を提示する。①尿管の同定と子宮動脈の単離・結紮において、どの膜を切開し、どの層に入っているのかを認識することは、尿管と子宮動脈の確認・処理のために重要である。②傍結合織の処理は、超音波凝固切開装置の使用の有無、縫合するか否かなど手技は施設によって異なる。尿管損傷を回避するには、十分な経験と解剖学的知識が必要である。③最終パートは腟断端縫合である。立ち位置とポート配置の差が明暗を分ける。
登壇者は「自施設で教育された安全性に留意した上で、手術成績を高められるように確立した手術手技で戦う」、「戦うより学ぶ気持ちで臨む」「地方のgeneralistの代表としてhigh volume centerでspecialistを目指す同年代医師の技術を凌ぐことを証明したい」など、それぞれの思いをもって発表する。動画の評価方法はGoogle formを使用し、会場の参加者はアンケート形式で回答し、勝者を決定する。
竹中 慎(たけなか しん)
2006年 佐賀大学医学部卒業
2008年 昭和大学入局
2013年 昭和大学藤が丘病院助教
野上 侑哉(のがみ ゆうや)
2007年 慶應義塾大学医学部卒業
2009年 慶應義塾大学入局
2010年 済生会宇都宮病院
2011年 大田原赤十字病院
2012年 慶應義塾大学病院
2016年 慶應義塾大学 大学院修了
2016年 東京医療センター
尾﨑 理恵(おざき りえ)
2008年 順天堂大学医学部卒業
2010年 順天堂大学入局
2017年 順天堂大学 助教
2017年 順天堂大学大学院修了
植田 彰彦(うえだ あきひこ)
2011年 京都大学医学部卒業
2013年 京都大学医学部附属病院
2014年 倉敷中央病院
2016年 大阪府済生会野江病院
2018年 京都大学医学部附属病院 特定助教
近澤 研郎(ちかざわ けんろう)
2007年 東京医科歯科大学医学部卒業
2009年 自治医科大学入局
2015年 自治医科大学さいたま医療センター 助教
2017年 自治医科大学大学院修了
2017年 自治医科大学さいたま医療センター 講師
堀澤 信(ほりさわ しん)
2007年 信州大学医学部卒業
2009年 信州大学入局
2014年 順天堂大学国内留学
2015年 長野赤十字病院 副部長
小松 宏彰(こまつ ひろあき)
2010年 鳥取大学医学部卒業
2012年 鳥取大学医学部附属病院
2012年 山口赤十字病院
2013年 鳥取大学医学部附属病院
2017年 山口赤十字病院 副部長
2017年 鳥取大学大学院修了
新納恵美子(にいろ えみこ)
2008年 奈良県立医科大学医学部卒業
2010年 奈良県立医科大学
2011年 八尾市立病院
2013年 奈良県立医科大学
2014年 高の原中央病院
2015年 奈良県立医科大学
2016年 奈良県立医科大学 助教