[CR2-1] ハンズオンセミナー委員会(AdHoc)報告
集中治療医学の教育においてOff-the-jobのハンズオントレーニングの必要性が高まり、いまでは多くのハンズオンセミナーが各地で開催されている。日本集中治療医学会では、ハンズオンセミナーを一元化して開催できるように教育委員会の下部組織としてハンズオンセミナーAdHoc委員会が組織された。また、この委員会は新しいハンズオンセミナーを評価して認定の可否を教育委員会に進言する委員会でもある。ハンズオンセミナーの認定可否は教育委員会での判断に委ねる。ハンズオンセミナーの評価は、１.集中治療に特化しているprofessional valueが高い、2.継続性がある、3.収支のバランスが保てる、4.受講機会が当学会開催以外に少ない、5.受講者の評価が良い、などで行っている。今後、新しいハンズオンセミナーの認定を目指す場合には参考にしてほしい。現在、認定ハンズオンセミナーは、「Be an Intensivist」、「J-PAD」、「緊急気道確保対応トレーニング」、「神経集中治療」、「早期離床」、「臓器提供」、「非同調・経肺圧」、「腹臥位」と「集中治療エコー（成人）」の９種類である。今後、新規ハンズオンセミナーの申請評価、既存の認定ハンズオンセミナーの内容評価、またインストラクタの評価を含めたインストラクタ資格要件なども検討していく予定である。刻々と変化する集中治療環境に適合するハンズオンセミナーを企画開催し、集中治療医学の教育に貢献したいと考えている