[JSY2-2] 集中治療医に必要な心不全診療ガイドライン:慢性期部分のポイントはなにか
2017年、日本循環器学会から新たな心不全診療ガイドラインが発表された。このガイドラインでは、これまで分かれていた急性と慢性を統合し、シームレスな診療ができるように工夫されている。現場の問題点が明確になるように記載されており、また集中治療医にとっても理解しやすく記載されている。シームレスな診療を目指すためには、集中治療医にとって急性期から始まる慢性期を踏まえた診療を行うことも求められている。すなわちCCUから病棟へ移動してからも患者さんへの診療意識の統一が求められ、治療の方向性を常に定めておく必要性がある。本セッションでの講演では、集中治療医が理解しておくべき心不全診療ガイドラインからみた多職種連携・緩和医療などについて、症例を通じて参加者と一緒に考えたい。