第46回日本集中治療医学会学術集会

講演情報

ジョイントシンポジウム

[JSY2] ジョイントシンポジウム2
(日本集中治療医学会・日本循環器学会) 最新の心不全診療ガイドラインを知る

2019年3月1日(金) 10:35 〜 12:05 第1会場 (国立京都国際会館1F メインホール)

座長:笠岡 俊志(熊本大学医学部附属病院 救急部), 佐藤 直樹(日本医科大学武蔵小杉病院内科・循環器内科・集中治療室)

[JSY2-2] 集中治療医に必要な心不全診療ガイドライン:慢性期部分のポイントはなにか

伊藤 智範 (岩手医科大学 循環器内科分野/地域医療学分野)

2017年、日本循環器学会から新たな心不全診療ガイドラインが発表された。このガイドラインでは、これまで分かれていた急性と慢性を統合し、シームレスな診療ができるように工夫されている。現場の問題点が明確になるように記載されており、また集中治療医にとっても理解しやすく記載されている。シームレスな診療を目指すためには、集中治療医にとって急性期から始まる慢性期を踏まえた診療を行うことも求められている。すなわちCCUから病棟へ移動してからも患者さんへの診療意識の統一が求められ、治療の方向性を常に定めておく必要性がある。本セッションでの講演では、集中治療医が理解しておくべき心不全診療ガイドラインからみた多職種連携・緩和医療などについて、症例を通じて参加者と一緒に考えたい。