第46回日本集中治療医学会学術集会

講演情報

ジョイントシンポジウム

[JSY4] ジョイントシンポジウム4
(日本集中治療医学会・日本熱傷学会) 重症熱傷の集中治療

2019年3月2日(土) 10:50 〜 12:20 第6会場 (国立京都国際会館1F スワン)

座長:織田 順(東京医科大学 救急・災害医学), 佐々木 淳一(慶應義塾大学医学部救急医学教室)

[JSY4-1] オープニングリマーク 集中治療につなげるための熱傷初期診療

織田 順 (東京医科大学 救急・災害医学)

熱傷予後改善を見据えた初期診療の要点は、
[1]生理学的な危機に対する対症療法
[2]「熱傷」診療におけるDo/Don’t
[3]コンサルトや安全な高次転送など根本治療への橋渡し
に集約される。これは外傷初期診療や急性中毒初期診療など、他の傷病の初期対応と同様の構造である。
Pitfallを示しつつ、日本熱傷学会が推奨しているpreventable death回避を想定した標準化アプローチ、米国熱傷学会ABLS(advanced burn life support)コースを軸に考察する。