[P46-6] 当院高度救命救急センターにおける終末期患者への小児面会時の看護実践の現状
【背景】
クリティカルケア領域内への小児の面会においては、患者・小児双方への感染の可能性、小児への心理的影響等などの理由で制限しており、患者が終末期の場合や看取りをする場合などに特例での面会を許可されている場合が多い。しかし、実際に遺族は小児の面会を望んでいる場合があり、面会制限の緩和・解除を考える必要がある。
【目的】
本研究は当院高度救命救急センターにおいて、小児の面会時入室する家族や小児や環境に対してどのような看護実践を行っているのかその実態を明らかにすることである。
【方法】
対象は、小児の面会に関わった経験を有し、研究同意の得られた看護師とした。調査方法は、半構造的質問用紙を用いた面接調査である。分析方法は、得られたデータより終末期患者への小児の面会時、入室する家族や小児や環境に対してどのような看護を行っているのかを示す部分を抽出しコード化、さらに類似するコードをまとめてカテゴリに分類した。
【結果】
研究参加者は6名であった。平均年齢36.3±4.74歳、平均看護師経験年数14±4.83年、クリティカルケア領域経験年数11.3±3.34年、当病棟経験年数10±3.1年であった。面接時間は22~55分で、平均面接時間は40.5分であった。
終末期患者への小児面会時の看護実践は、【面会する小児の視覚・聴覚的な刺激を最小限にするよう小児の反応を確認しながら環境を整えた】【小児の面会の様子や家族の望む終末期について意図的に確認とフォローをした】【家族が面会に集中でき、他の面会者にも配慮した空間づくりや時間の調節を行った】【家族との距離感を保ちながら小児の反応を見守った】【面会前後で多職種カンファレンスを実施して医療者間で情報の共有を行った】の5つのカテゴリであった。
【結論】
終末期患者への小児面会時の看護実践は、小児のみならず、小児を取り巻く家族や環境についても時間や空間の調節と環境整備を行い面会の場を整えている現状であった。
クリティカルケア領域内への小児の面会においては、患者・小児双方への感染の可能性、小児への心理的影響等などの理由で制限しており、患者が終末期の場合や看取りをする場合などに特例での面会を許可されている場合が多い。しかし、実際に遺族は小児の面会を望んでいる場合があり、面会制限の緩和・解除を考える必要がある。
【目的】
本研究は当院高度救命救急センターにおいて、小児の面会時入室する家族や小児や環境に対してどのような看護実践を行っているのかその実態を明らかにすることである。
【方法】
対象は、小児の面会に関わった経験を有し、研究同意の得られた看護師とした。調査方法は、半構造的質問用紙を用いた面接調査である。分析方法は、得られたデータより終末期患者への小児の面会時、入室する家族や小児や環境に対してどのような看護を行っているのかを示す部分を抽出しコード化、さらに類似するコードをまとめてカテゴリに分類した。
【結果】
研究参加者は6名であった。平均年齢36.3±4.74歳、平均看護師経験年数14±4.83年、クリティカルケア領域経験年数11.3±3.34年、当病棟経験年数10±3.1年であった。面接時間は22~55分で、平均面接時間は40.5分であった。
終末期患者への小児面会時の看護実践は、【面会する小児の視覚・聴覚的な刺激を最小限にするよう小児の反応を確認しながら環境を整えた】【小児の面会の様子や家族の望む終末期について意図的に確認とフォローをした】【家族が面会に集中でき、他の面会者にも配慮した空間づくりや時間の調節を行った】【家族との距離感を保ちながら小児の反応を見守った】【面会前後で多職種カンファレンスを実施して医療者間で情報の共有を行った】の5つのカテゴリであった。
【結論】
終末期患者への小児面会時の看護実践は、小児のみならず、小児を取り巻く家族や環境についても時間や空間の調節と環境整備を行い面会の場を整えている現状であった。