[PD19-1] やれることはたくさんある
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【背景】1996年から平日の日勤帯常駐を開始し、2005年には日勤帯常駐、2013年から当直体制を開始している。【勤務体制】担当スタッフは13名であり、全スタッフが他部署との掛け持ちである。平日の日勤帯は、ICU 1名、HCU+ER 1名が常駐し、17時以降は1名体制となる。土日は、1名のスタッフがICU+HCU+ERに常駐し、24時間勤務を行っている。【業務内容】業務内容は、ME機器管理業務、患者管理業務、記録管理業務である。ME機器管理業務は、ICUで使用するME機器の日常点検と使用前点検、トラブル対応などを行っている。患者管理業務は、カンファレンスへの参加と提言、ME機器の準備と装着、SBT、リハビリテーション介助などを行っている。記録管理業務は、電子カルテのマスタ作成と管理、SBT記録や人工呼吸器離脱パスの作成と管理、SOFA score テンプレートの作成と記録を行っている。【メリット】患者管理業務では、CEがアセスメントした内容をDrやNsと共にディスカッションし、至適デバイス選択と至適設定を提案している。また、CEがSBTを実施することにより、SBT開始~抜管までの時間が短縮し、人工呼吸器装着時間の短縮に貢献した。2018年からは肺エコー業務を開始し、気胸や無気肺の有無などの判定を行っている。また、インペラの運用開始に伴い、位置確認の心エコーを試験運用中である。記録管理業務では、人工呼吸器離脱パスとSBT記録を定期的に分析し、現場へのフィードバックと内容の改訂を行っている。2017年には、救急外来での問診入力業務(問診ソフトを使用した問診入力)を開始したが、現在、運用改定中である。2018年から電子カルテへのSOFA score 入力を行っている。【デメリット】勤務上、当直明けの休みが発生するため、他部署が人手不足になる場合がある。スタッフ教育については、他部署との掛け持ちのため、教育期間にバラツキがある(6ヶ月~8ヶ月)。また、各個人のアセスメント力に差があるため、継続的な教育が必要である。【今後の展望】患者管理業務では、肺エコー業務を充実させ、疾病の検出とアセスメント力の向上に努める。また、インペラにおける心エコー業務も教育を進めていく。記録管理業務では、データを可視化し、リアルタイムなデータを現場にフィードバックしてPDCAサイクルを回していく。また、問診ソフトと電子カルテのデータを活用し、ICU入退室基準やICU退室日予測ツールの作成などを考えている。【まとめ】ICU常駐を継続するためには、新たな業務を開拓していくことが必要である。そして、適切なアセスメントができ、他職種へ提案できる人材が必要である。それに加え、データの活用と分析結果から、様々な視点でICUの運営について寄与することができれば、CEの常駐が必然になると考える。