第41回日本集中治療医学会学術集会

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シンポジウム 2 急性腎障害(AKI)に対する集学的アプローチ(日本腎臓病学会との合同企画)

2014年2月27日(木) 10:00 〜 12:00 第2会場 (国立京都国際会館 2F Room A)

座長:織田成人(千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学)、重松隆(和歌山県立医科大学 腎臓内科学)

2004年に急性腎傷害(Acute Kidney Injury; AKI)の概念が提唱され、欧米ではAKIの診断基準に基づいた疫学調査や臨床研究の元に病態解明と治療の標準化が進んだ。2012年に腎臓病の世界的な団体のKDIGO (Kidney Disease/Improving Global Outcome)から、AKI診療ガイドラインが発表されたが、本邦では標準的ガイドラインは未だ道半ばである。
本シンポジウムは、日本腎臓学会からの提案によりAKIに対する認識を深め、最終的には日本腎臓学会と日本集中治療医学会を中心に、わが国のAKI標準ガイドライン作成を目標に企画された。本シンポジウムでは2つの学会に加え、日本急性血液浄化学会からもエキスパートに参加いただき、AKIに対する集学的アプローチを、今後のガイドライン作成に向けて議論していただく。このように多くの立場と視点からAKIが学習・議論される事こそAKIの対応を考える上でもっとも重要と考えられる。是非、積極的なご参加を期待する。

貞広智仁1,織田成人2,廣瀬陽介1,湯澤紘子1,木村友則1,木村翔1,河野貴史1,菅原久徳1,柳澤麻子1,小口萌1 (1.東京女子医科大学八千代医療センター救急科・集中治療部,2.千葉大学大学院医学研究院救急集中治療医学)