第41回日本集中治療医学会学術集会

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Pro-Con 4 急性期の重症患者のCRRTではCHDFよりCHFの方が有用である

2014年2月27日(木) 11:00 〜 11:30 第5会場 (国立京都国際会館 1F Room E)

座長:鷹取誠(広島市立広島市民病院 麻酔集中治療科)

「急性期の重症患者に対するCRRT」はわが国においてはいわゆる non-renal indication を含むニュアンスでとらえられることが多いであろう。ただ単に溢水や電解質補正に対するCRRTであればそのモダリティが議論されるほどの問題ではなく、本セッションの議論の中心はおのずと重症患者の病態に踏み込んだCRRTの意義というところにおかれるはずである。一般にCRRTの有用性自体に定まった見解が得られていない現状でそのモダリティについて議論するのは非常に難しいと思われるが、2名の論客を得て、その有用性のメカニズムにまで踏み込んだ議論が行われることが期待される。おそらくモダリティの違いに関するRCTは稀有であり、また様々な条件の違いのため論文を比較するのも困難であると思われるが、臨床経験や基礎的な知見も含めて将来につながるような議論にしていきたいと考えている。