第41回日本集中治療医学会学術集会

セッション情報

看護部門 » パネルディスカッション(看護部門)

パネルディスカッション 1 重症化を回避する看護援助

2014年2月27日(木) 15:30 〜 17:30 第11会場 (グランドプリンスホテル京都 B2F ゴールドルーム)

座長:清村紀子(西南女学院大学保健福祉学部 看護学科)、足羽孝子(岡山大学病院 看護部)

集中治療を必要とする患者の多くは、原疾患を要因とする過大侵襲に加え、その治療過程において二次的障害のリスクを有し、著しく身体機能が低下した状態にある。生命現象の危機状態にある人間の反応を守備範疇とする集中治療領域の看護において、1.患者個々が示す多様な病態の理解、2.起こりうる二次的障害の予測、3.生命過程をいきる患者のQOL、に基づく重症化を回避する看護ケアは患者の回復を支援する上で重要なカギとなる。このセッションでは、日々研鑽している看護ケア(オーラルマネージメント、栄養管理や摂食嚥下、スキンケア、鎮痛・鎮静、モビライゼイションなど)、特に集中治療領域における生活を支え、重症化を回避する看護ケアについて焦点を当て、各施設で取り組んでいるユニークかつ先駆的な看護ケアを紹介していただく。今回紹介いただいた看護ケアが今後の集中治療領域の標準的ケアとなり、看護ケア質の向上に寄与できればと考えている。