剱持雄二 (東海大学医学部付属八王子病院)
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看護部門 » 集中ケア認定看護師による実践講座
集中ケア認定看護師による実践講座 やってみよう!ABCDEバンドル 〜早期回復に向けて〜
Thu. Feb 27, 2014 3:00 PM - 5:30 PM Room 10 (Grand Prince Hotel Kyoto B2F Prince Hall)
Mie Satoh(Toho University Omori Medical Center),Kimiko Hata(Yokosuka General Hospital Uwamachi)
集中治療領域における早期回復を妨げる要因として、病状の遷延化だけでなく、長期人工呼吸器管理、鎮静、ICU-AD、ICU-AWなどがあり、これらは患者の生命予後とQOLまた、在院日数の長期化に影響を与えます。急性期において、これらを軽減させるためにガイドラインや様々な治療・ケアがあります。今回、人工呼吸器装着患者の早期回復に向けた介入としてABCDEバンドルを用いて患者のアセスメント、ケアの選択を行っていきます。ABCDEバンドルとは、A:毎日の鎮静覚醒トライアル,B:毎日の呼吸器離脱トライアル、C:AとBのコーディネーション、鎮痛・鎮静薬の選択、D:せん妄モニタリングとマネジメント、E:早期離床、を行うことで医原性リスク低減を目的に行います。それを実践するには医師をはじめ、多職種の協力が不可欠になります。近年チーム医療が推進されており、集中治療領域に関わる医療者全体での患者の早期回復へのチームアプローチが必要です。その中で認定看護師はどのようにアセスメントを行い、どのようなケアをしていくのか、また多職種へどのように働きかけができるかを考えていきたいと思います。集中治療領域でみられる一事例をもとに、ABCDEバンドルを用いて、この実践講座に参加されたみなさまが明日からの実践で役立てて、患者の早期回復へ繋げていけることを期待しています。
西村祐枝 (山口県立総合医療センター)
大槻勝明 (総合病院土浦協同病院 救命救急センターICU)
中川温美 (自治医科大学附属さいたま医療センター)