第41回日本集中治療医学会学術集会

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ワークショップ 2 集中治療領域におけるリハビリテーションのあり方Ⅱ ─脳血管疾患・外傷─

2014年2月28日(金) 15:50 〜 17:20 第7会場 (国立京都国際会館 2F Room B-2)

座長:山下康次(市立函館病院 リハビリ技術科)

集中治療領域でのリハビリテーション(リハ)は、合併症の併発予防・身体機能の早期再獲得を目的として厳重な呼吸循環管理のもと実施される事が重要である。近年、新しい人工呼吸管理指針「ABCDE bundle」に基づく早期離床が推奨されているが、病態によっては必ずしも離床が円滑に進められるとは限らず、とくに多発骨折をはじめとする重症外傷や広範囲熱傷例などはさまざまな阻害因子によって離床が制限され,重症脳損傷例においても障害部位や程度により離床が制限されることが多い。急性期治療では医学的管理そのものが離床の制限因子となるなかで、最適ないし最善なリハを推進するための明確な手段はない。そのため多くのリハスタッフが患者のために何を実践すれば良いのか苦悩しつつ取り組んでいるのが現実である。本ワークショップでは理学療法士がこの領域におけるリハはどうあるべきかを論じ、参加者の皆様の糧になれば幸いと考えている。