シンポジウム 1 集中治療への臨床工学技士のこだわり
Thu. Feb 27, 2014 10:00 AM - 12:00 PM Room 6 (ICC Kyoto 2F Room B-1)
座長:梶原吉春(東大和病院 臨床工学科)、讃井將満(自治医科大学附属さいたま医療センター 麻酔科・集中治療部)
臨床工学技士(CE)と医師は診療上の重要なパートナーであるが、良好なパートナーシップを構築する条件とは何か。まず、チームとして患者にとってベストを尽くすという目標を共有することである。次に、それぞれプロフェッショナルとしての実力・挟持を持つことである。医師は診療のまとめ役として、困難な状況もリードしてくれるという信頼感をチームに与えなければならないし、CEは機器に対する専門的知識のもと、困ったら何でも解決してくれるという信頼感をチームに与えなければならない。さらに、マンパワーが制限された本邦では、臨床に対する情熱に裏打ちされた他職種に対する好奇心が必要である。他職種の仕事に無関心を決め込むのは容易であるが、有機的な診療ができなくなるばかりか、仕事の面白みが半減する。このようにして良好なパートナーシップが構築できれば、医師・CEそれぞれの“こだわり”は患者やチームに正の効果をもたらすであろう。
春田良雄,市橋考章,小山昌利,樋口知之,堀口敦史,野堀耕佑 (公立陶生病院 臨床工学部)
開正宏 (名古屋第一赤十字病院 医療技術部 臨床工学技術課)
千原伸也1,中野皓太1,島田朋和1,山田奨人1,橋本佳苗1,室橋高男1,巽博臣2,升田好樹2,今泉均2,山蔭道明2 (1.札幌医科大学附属病院 臨床工学部 2.札幌医科大学医学部 集中治療医学)
吉岡淳,石山智之 (山形大学医学部附属病院 臨床工学部)
瀬尾龍太郎 (神戸市立医療センター中央市民病院 麻酔科)