第41回日本集中治療医学会学術集会

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シンポジウム 1 集中治療への臨床工学技士のこだわり

2014年2月27日(木) 10:00 〜 12:00 第6会場 (国立京都国際会館 2F Room B-1)

座長:梶原吉春(東大和病院 臨床工学科)、讃井將満(自治医科大学附属さいたま医療センター 麻酔科・集中治療部)

臨床工学技士(CE)と医師は診療上の重要なパートナーであるが、良好なパートナーシップを構築する条件とは何か。まず、チームとして患者にとってベストを尽くすという目標を共有することである。次に、それぞれプロフェッショナルとしての実力・挟持を持つことである。医師は診療のまとめ役として、困難な状況もリードしてくれるという信頼感をチームに与えなければならないし、CEは機器に対する専門的知識のもと、困ったら何でも解決してくれるという信頼感をチームに与えなければならない。さらに、マンパワーが制限された本邦では、臨床に対する情熱に裏打ちされた他職種に対する好奇心が必要である。他職種の仕事に無関心を決め込むのは容易であるが、有機的な診療ができなくなるばかりか、仕事の面白みが半減する。このようにして良好なパートナーシップが構築できれば、医師・CEそれぞれの“こだわり”は患者やチームに正の効果をもたらすであろう。