委員会セミナー(日本集中治療医学会,日本救急医学会合同 日本版重症敗血症診療ガイドライン 2016 作成特別委員会)
システマティックレビューのための「文献収集法」(委員・WG メンバー限定セミナー)
2015年2月11日(水) 08:40 〜 10:40 ハンズオンセミナー会場 (ホテル グランパシフィック LE DAIBA B1F ファンタジー)
司会:西田修(藤田保健衛生大学医学部麻酔・侵襲制御医学講座)
ガイドライン(GL)改定委員会は、日本集中治療医学会単独で結成・始動したが、日本救急医学会側からの働き掛けで合同委員会となり再編された。委員とWorking group(WG)を合わせ約70名で構成され、計17領域を網羅する。新たな項目として、感染巣に対する処置、AKI、鎮痛・鎮静・せん妄、ICU-AW、体温管理に加え、小児の項目を追加した。初版GLは日本初の敗血症診療GLとして、一定の役割を果たしたが、さらに広く普及させることを目指している。よりEBMに基づいたGLとするために、医療情報サービス事業Mindsの協力を得て活動を行っている。GL作成に習熟していない日本の実情に合わせた組織編成とし、どの領域にも属さない中立的な立場で活躍するアカデミックGL推進班を組織した。将来への橋渡しとなることを企図して、多くの若手医師をWGに登用していることも特色である。委員会組織とシステムの概要、2016年発表をめざしてのロードマップなどについて述べる。
○森實敏夫 (東邦大学医学部,大船中央病院消化器肝臓病センター)
○河合富士夫 (聖路加国際大学学術情報センター図書館マネジャー)