The 34th Annual Meeting of Japanese Society for Infection Prevention and Control

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パネルディスカッション

パネルディスカッション12
多職種の視点から見た環境ラウンド

Sat. Feb 23, 2019 1:10 PM - 3:10 PM 第3会場 (神戸国際展示場 2号館3F 3A会議室)

座長:川西 史子(大阪医科大学附属病院 感染対策室), 幸福 知己(一般財団法人住友病院 臨床検査技術科 兼 感染制御部)

【座長の言葉】
2012年の診療報酬改定にて、感染防止対策は医療安全対策加算から独立し、感染防止対策加算1(入院初日400点)、感染防止対策加算2(入院初日100点)が新設され、感染防止対策は一挙に前進した。そして、その施設基準として医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師からなる感染制御チーム、いわゆるICT(Infection Control Team)を設置することと、ICTによる感染防止に関わる日常業務を行うことが求められた。2016年の診療報酬改定では、多職種による1週間に1回程度の定期的な巡回(ラウンド)が求められ、環境ラウンドや抗菌薬の適正使用支援などのラウンドの強化が推進した。そして、2018年度の改定では、新たに抗菌薬適正使用支援加算(入院初日100点)が新設され、施設基準として、抗菌薬適正使用支援チームを組織し、抗菌薬の適正使用の支援に関わる業務を行うことが求められた。この改定を受け、抗菌薬の適正使用支援ラウンドと別に多職種によるラウンドが必要となり、多くの施設では環境ラウンドと称し、感染リスクの高いエリアのラウンドなどを実施している。また近年、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌によるアウトブレイクなど、環境汚染や環境がリザーバーとなった耐性菌のアウトブレイクの報告があり、ますます環境ラウンドの重要性が増している。このパネルディスカッションでは、臨床検査技師、医師、薬剤師、看護師の先生方それぞれの立場から見た環境ラウンドや、ご施設での実際についてご発表いただき、多職種でラウンドする意義や具体的な方法、ポイント、今後の課題などについて多職種の視点を生かした検討の場にしたいと考える。

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