第34回日本環境感染学会総会・学術集会

セッション情報

シンポジウム

シンポジウム10
微生物検査の進歩と日常診療への応用

2019年2月22日(金) 15:45 〜 17:15 第8会場 (神戸国際会議場 1F メインホール)

座長:栁原 克紀(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 病態解析・診断学分野), 細川 直登(亀田総合病院 臨床検査科)

近年、微生物検査の進歩は目覚ましい。本シンポジウムでは、日常診療において、微生物検査をどのように使っていくかを考える目的で企画された。
株式会社バイオ・ルネサンスの 染原俊朗先生には、 質量分析技術の臨床分野への応用について、ご講演いただく。質量分析機は、従来の培養法と比較し時間の短縮のみならず菌種由来のペプチドを測定するので、正確かつ迅速に微生物が同定できる事が特長である。
医療法人鉄蕉会 亀田総合病院の大塚喜人先生は、感染症迅速診断検査キットの検体採取、検査工程、結果判定について解説するとともに、患者検体を採取するところからが重要で、可能な限り診断的価値の高い検査材料を採取しなければならないことについて、お話いただく。
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 病態解析・診断学の森永芳智先生には、Clostridioides (Clostridium) difficile感染症診断における課題と進歩について、便検体の培養とイムノクロマト法ならびに遺伝子検査の特徴について、ご解説いただく予定である。
東京医科大学微生物学分野の大楠清文先生には、「薬剤感受性検査の迅速化と見込まれるインパクト」と題して、EUCASTやCLSIの薬剤感受性試験の迅速化に対する取り組みを紹介しながら,その臨床的かつ医療経済的なインパクトについて概説していただく。
本シンポジウムが、参加者の皆様に、お役に立てれば幸いである。

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