○辻 泰弘 (富山大学大学院 医学薬学研究部(薬学))
セッション情報
シンポジウム
シンポジウム4
ASチームが知っておきたい薬物動態
2019年2月22日(金) 13:30 〜 15:00 第3会場 (神戸国際展示場 2号館3F 3A会議室)
座長:小林 昌宏(北里大学 薬学部), 浜田 幸宏(東京女子医科大学病院 薬剤部)
【座長の言葉】
抗菌薬適正使用支援(AS)チームは、薬剤師を中心に治療薬物モニタリング(TDM)ならびにPK/PD理論に基づいた適切な抗菌薬の用法・用量を処方医に対して提案し、治療の終了までフォローアップすることが強く推奨される(8学会合同抗微生物薬適正使用推進検討委員会、抗菌薬適正使用支援プログラム実践のためのガイダンス)。
治療に難渋する事例や、重篤で複雑な病態であるほど、ASチームによる関わりの真価が発揮される場面であるが、そのためには薬物動態解析によって患者背景、病態、抗菌薬の特徴を正しく評価する技能が求められる。
本シンポジウムでは、先ず「薬物動態解析の基本」について確認する。次いで、重症患者を総体的にあらわす「侵襲時」、腎代替療法として国内の集中治療では重要な位置づけとなっている「持続的血液濾過透析」、コンパートメントモデルへ与える影響の大きい病態「重症熱傷」と、主に重症患者における薬物動態の特徴を中心に取り上げ、適切な抗菌薬の投与方法について議論したい。
○中馬 真幸1, 武智 研志1, 座間味 義人2,3, 合田 光寛2, 岡田 直人2, 近藤 正輝2, 石澤 啓介2,3, 楊河 宏章1 (1.徳島大学病院 臨床試験管理センター, 2.徳島大学病院 薬剤部, 3.徳島大学大学院 医歯薬学研究部 臨床薬理学分野)
○井手 岳1, 竹末 芳生2, 猪川 和朗3, 森川 則文3, 西 信一1 (1.兵庫医科大学 集中治療医学, 2.兵庫医科大学 感染制御学, 3.広島大学大学院 臨床薬物治療学)
○佐々木 淳一 (慶應義塾大学医学部 救急医学)