The 34th Annual Meeting of Japanese Society for Infection Prevention and Control

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シンポジウム

シンポジウム6
ASチームが知っておきたいMRSA治療

Fri. Feb 22, 2019 9:00 AM - 10:30 AM 第4会場 (神戸ポートピアホテル 南館1F 大輪田A+B)

座長:二木 芳人(昭和大学医学部 内科学講座臨床感染症学部門), 松本 哲哉(国際医療福祉大学医学部感染症学講座)

【座長の言葉】
Antimicrobial Stewardshipという言葉が国内でも浸透するようになり、各医療機関において抗菌薬の適正使用に対する取り組みが以前にも増して積極的に行われるようになってきた。特に平成30年度の診療報酬改定では、薬剤耐性(AMR)対策の推進、特に抗菌薬の適正使用推進の観点から、抗菌薬適正使用支援チームの組織を含む抗菌薬の適正使用を支援する体制を評価して、抗菌薬適正使用支援加算が新たに導入された。これにより多くの医療機関では、ICTと別に、抗菌薬適正使用支援チーム(AST)を新たに組織し、院内における活動が続けられている。厚生労働省が定めるASTの業務には、感染症治療の早期モニタリングや微生物検査・臨床検査の利用の適正化などが含まれるが、その最も重要なターゲットになるのがMRSAであると思われる。すなわち、MRSAは現在でも最も臨床の現場において分離頻度の高い耐性菌であり、 MRSA感染症に適切に対処できることが、ASTにとっての重要な課題になると思われる。そこで、本シンポジウムにおいては、「MRSAの検出状況と抗菌薬感受性」と題して、花木 秀明先生 (北里大学感染制御研究センター)にMRSAの状況をご解説いただく予定である。さらに、各領域におけるMRSA感染症治療について「感染性心内膜炎」を光武 耕太郎先生 (埼玉医科大学国際医療センター)、「骨関節感染:人工関節感染、脊椎固定術後感染」を松下 和彦先生 (川崎市立多摩病院)、「呼吸器感染症」を関 雅文先生 (東北医科薬科大学医学部)にそれぞれご講演いただく予定である。本シンポジウムがASTに関わるスタッフはもちろんのこと、多くの医療従事者の方々にとって有益なシンポジウムになることを願っている。

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