The 49th Annual Meeting of the Japanese Society of Interventional Radiology

Exhibitors' information

[ブースNo.3] IVR医の職業被曝による顔面非対称性老化についての調査研究

【はじめに】
本研究の名称は「IVR医の職業被曝による顔面非対称性老化についての調査研究」です。
本研究は、日本IVR学会の倫理委員会より「研究代表者の所属施設の倫理委員会の承認で実施可能」と判断され、関西医科大学の倫理審査委員会にて承認を受けております。(承認番号:2019212)(UMIN試験ID:UMIN000039829)
【背景】
IVR医は、X線管球との位置関係から、左側に被曝しやすいといわれています。IVR医に発生した頭頚部癌の85%は左側に発生したという報告があります。IVR医の水晶体混濁は、左側に優位です。また、職業運転者で、窓側に顔面の「光老化」の報告があります。被曝による反応として、皮膚色素沈着や老化があります。本研究の目的は、職業被曝により、IVR医の顔面は、左側にシミや老化が進行しているかを評価することです。
【対象】
本研究に対して賛同したIVR医および医療関係者を対象として測定させていただきます。医療関係者より取得としたデータは、コントロールデータとして使用します。
2020年5月28日~5月30日に開催される第49回日本IVR学会総会において顔面画像測定ブースを会場内に設置し、ボランティアとして研究協力者を募集します。
測定後に本人または代諾者より登録拒否の意志表示があった場合には登録から除外します。
【方法】
顔画像解析撮影装置 (VISIA® Evolution, Canfield Scientific, Inc. NJ, USA)を用いて、被験者の顔面の画像を撮影し、顔面の表面色素沈着、しわ、毛穴、メラニン色素、血管拡張、皮下色素沈着、白斑、色素脱失について、その左右差を評価します。
顔画像測定装置は、可視光とピークが365nmのUVAを用いて、顔面の両斜位像を非侵襲的に撮影することが可能です。撮影時間は、両斜位の撮影に1分以内であり、被験者の負担は軽いと考えられます。
【個人情報の取り扱い】
本研究において、改正個人情報保護法における要配慮個人情報の取得は行いません。
署名された研究参加同意書は、研究データとは別に保管され、取得したデータと研究参加同意書に署名された氏名との紐付けは行われません。
取得された顔面画像は、識別コードで管理され、氏名との紐付けは行われません。顔面画像を学術発表で呈示する際には、眼窩および額部を完全にマスクし、個人が特定できない状態として使用します。
【研究組織】
本研究は「IVR医の職業被曝による顔面非対称性老化についての調査研究ワーキンググループ」によって実施されます。本ワーキンググループは、下記の研究責任者・研究分担者によって構成されます。
事務局:関西医科大学 総合医療センター 放射線科 米虫 敦
顧問:村上 卓道(神戸大学 放射線科)
研究責任者:米虫 敦(関西医科大学 総合医療センター)
研究分担者:奥田逸子(国際医療福祉大学 三田病院)、ウッドハムス玲子(北里大学病院)、煎本正博(イリモトメディカル)、白川崇子(東京都立大学)、米虫隆貴(心斎橋美容外科)