[SP3] Special Program 3
Under 40 meeting

[SP3-5] 研究留学後、基礎研究の継続はむずかしい？

^○Eisuke Ueshima (神戸大学 放射線診断・IVR科)

本シンポジウムでは、U-40世代の若手IVR医が、現状を踏まえ、未来に向けてどのようにスキルアップ・キャリア形成していくかを討論する。近年、IVRを取り巻く環境は大きく変化しており、症例数の減少や手技の多様化により、技術の習得や維持に不安を感じている若手IVR医は少なくない。また、多忙な日常業務と研究・論文執筆をいかに両立させるか、あるいはキャリア形成に海外留学を視野に入れるべきかを悩んでいる方もいるだろう。これからの若手IVR医はどこでどのようにIVRの修練を積めばよいのだろうか?
地域や施設により若手IVR医が修練する環境や習得できる技術は大きく異なる。そこで、バックグランドの異なる演者が、各施設の現状を提示するとともに、｢若手IVR医がスキルアップ・キャリア形成するための提案｣を行う。神戸大学の元津は、豊富な症例数を有する大学病院における現状を示し、将来のIVR医育成に関する方策を提案する。福島県立医科大学の黒岩は、IVR医が少ない地域におけるIVR修練の現状を示し、自施設の症例数を増やしていく方策を提案する。愛知県がんセンターの長谷川は、がん専門病院におけるIVR修練の特徴を示し、臨床研究や論文執筆の重要性や取り組み方について提案する。大阪大学の大西は、自経験に基づき、救急医がどのようにIVRを修練するべきかを提案する。神戸大学の上嶋は、海外留学の魅力を示し、帰国後に臨床と基礎研究を両立させることの意義や方法について提案する。
これらの提案を踏まえ、若手IVR医が未来に向かって、どこでどのようにスキルアップ･キャリア形成していくべきか討論する。会場からも活発なご意見をいただきたい。