【一般公開】学会横断テーマ/学会連携企画プログラム
・事前登録不要
2023/9/4(月) 10:00-12:30
会場:Room 20(1号館263室)
F255 学会横断テーマ「循環経済の実現に向けた機械工学の役割」
(企画 理事会(経営企画委員会))
[開催趣旨]
今後の経済活動において、短期的な利益や物質的豊かさを追求する成長モデルから脱却し、資源の投入量や消費量を抑えつつ、ストックを有効利用しながら付加価値の最大化を図る循環経済を目指していく必要がある。デジタル技術の発展や環境配慮への社会的要請の高まりを牽引力に、新たな産業競争力の強化につなげていくことを目指している。あらゆる産業が従来の3R (Reduce, Reuse, Recycle)の延長ではなく、「環境と成長の好循環」につなげる新たなビジネスチャンスと捉え、経営戦略・事業戦略としてビジネスモデルの転換を図っていく必要がある。このような背景において、学術界、産業界から求められる機械工学の役割について、情報発信すると共に、新たな学術領域や産学連携の可能性についても検討する。
[プログラム]
・「サーキュラー・エコノミーに向けた機械工学の役割」/梅田 靖(東京大学)
-企業のサステナビリティ経営が進展する中で、カーボンニュートラルと並んでサーキュラーエコノミーが注目されつつある。これは、地球の資源面での持続可能性実現を目的としており、従来の3R(リデュース、リユース、リサイクル)のみならず、ものづくりや価値提供、ビジネスのやり方の変革を迫るものである。本講演では、このサーキュラーエコノミーを例に、将来の持続可能なものづくりの在り方を考察すると共に、その中での機械工学の役割と課題について考察する。
・「カーボンニュートラルと循環経済」/高村ゆかり(東京大学)
-サーキュラーエコノミーは価値とコストの見える化が難しいが、カーボンニュートラル対応と合わせて早くから取り組むことにより、新たなビジネスを生み出すチャンスとも言える。本講演ではサーキュラーエコノミーに関して、
規制や政策、企業の動向や動機、今後の展開などをカーボンニュートラルの動向と合わせて紹介する。
・全体討論/学会横断テーマ テーマリーダー 小野田 弘士(早稲田大学)、企画チームメンバー 井田 民男(近畿大学)、太田 智久(タクマ)、小林 英樹(大阪大学)、鈴木 康夫(JFEエンジニアリング)、藤井 祥万(東京大学)
2023/9/4(月) 13:00-16:00
会場:Room 20(1号館263室)
F252 先端技術フォーラム「都市の未来(スマートシティ,都市OS,ロボティクス,Beyond 5G)」
[ 理事会,電子情報通信学会企画]
[開催趣旨]
本会は電子情報通信学会と合同で、昨年の年次大会より機械工学と情報通信の融合領域である(CPS; Cyber Physical System)を基軸に先端技術フォーラムを企画してきた。本年はその議論の場を「都市の未来」に据えて、スマートシティとその基盤となる都市OS、ラストワンマイルを担う交通物流システムとロボティクス、次の展開が期待される Beyond 5Gの応用について、最新技術を紹介する。
[プログラム]
・「未来社会の基盤となるBeyond 5G/6Gの応用」/小西 聡(KDDI)
・「経年優化するシン・スマートシティにむけて」/越塚 登(東京大学)
・「データ利活用と経営視点で実現するスマートシティ」/西岡満代(NEC)
・「くらしのインフラとしてのロボティクス」/安藤 健(パナソニック)
・「MaaSと都市の未来」/日高洋祐(MaaS Tech Japan)
2023年9月5日(火) 09:00 〜 12:00
会議:Room 20 (1号館263室)
W254 学会横断テーマ「少子高齢化社会を支える革新技術の提案」
「学会横断テーマ「少子高齢化を支える革新技術の提案」の推進のための学会連携活動の提案」/佐久間 一郎(東京大学)
「ヒト足部筋骨格構造の機械工学と整形外科学」/荻原 直道(東京大学)
「整形外科バイオメカニクス」/藤江 裕道(東京都立大学)
「整形外科学と機械工学の親和性を考える〜工学研究の基盤を持つ整形外科医の視点から」/折田 純久(千葉大学)
「AMEDにおける医療機器の研究開発及び事業化等の支援について」/友安 弓子(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)
「総合討論」/宮田 昌悟(慶應義塾大学)
2023/9/5(火) 13:00-15:00
会場:Room 20(1号館263室)
F254 学会横断テーマ「持続可能社会の実現に向けた技術開発と社会実装」
-脱炭素社会における運輸部門の将来構成と機械技術者に対する期待-
[開催趣旨]
パリ協定を踏まえ、我が国は「温室効果ガス排出を2050年までに実質ゼロを目指す」と謳った。難しい課題であるが、視点を変えるならばエネルギー自給のほか、資金の自国内循環による経済活性化にもつながる可能性がある。
今回は前回に続く3回目のフォーラムであり、運輸部門にフォーカスを当てて、脱炭素社会の自動車、船舶、航空機部門における将来構成とそのための主要技術に関して講演を頂く。条件により様々に選択肢が変化するテーマであるが、ゴールを見据えた将来社会像から逆算して論じるならば、選択肢は概ね見えてくるものと期待される。目先の細かなことにとらわれずに、極力大局的なビジョンを提示いただき、機械学会会員のチャレンジ意欲に対する刺激となる企画としたい。
[プログラム]
・「脱炭素社会における自動車部門の将来構成と機械技術者に対する期待」/飯山 明裕(山梨大学)
・「船舶分野における脱炭素社会を目指した技術開発の展望と課題」/平田 宏一(海上技術安全研究所)
・「脱炭素社会の航空機部門における主要技術(SAF・水素・電動化・軽量化)」/二村 尚夫(宇宙航空研究開発機構)
・「全体討論」
2023/9/6(水) 13:00-16:00
会場:Room 20(1号館263室)
F253 先端技術フォーラム「風力発電におけるイノベーション・メンテナンス技術」
[ 理事会,クレーン協会 企画 交通・物流部門 協力]
[プログラム]
・<基調講演>洋上風車技術の動向と展望/吉田 茂雄(佐賀大学海洋エネルギー研究所、九州大学応用力学研究所)
・「浮体式洋上風力への取組みと低コスト化へ向けて」/浅井 聡史(東京電力リニューアブルパワー(株))
・「風車建設用タワークレーン」/野島 昌芳((株)北川鉄工所)
・「ゴンドラによる風力発電装置のメンテナンス」/魚山 聖(日本ビソー(株))