[22] 施設の設備に合わせた新品器材(鋼製小物類)事前処理方法の構築
中材業務において,新品器材(主に鋼製小物類)の事前洗浄として,「油落とし」と表する作業を少なからず実施する機会があると思われるが,器材の種類やメーカによって,対象の器材に付着する工業油等の付き具合が異なる.また,施設ごとに洗浄設備(手洗いシンク,各種洗浄機等)が違うため,学会,各地区研究会,該当メーカなどからアドバイスを受けた新品器材の処理方法をそのまま適用できないケースが多いのではと考える.
また,油落としをしたあとの工程で,不動態皮膜を形成するために,「焼き付け」と言われることがある高圧蒸気滅菌器による滅菌を実施する施設がある.この作業において,必要か不要かということについてはいまだにはっきりせず,その代わりとして,高温乾燥機に長時間入れて置くというケースもある.
通常,新品器材の処理は通常業務の間に実施することがほとんどで,その作業にあてる時間をなかなか取れない場合が多いと考えるが,処理が終わるのに1日がかり(またはそれ以上)になることから,対象器材購入後から使用までの時間に余裕がないと,事前処理が不十分となり,対象器材を傷めてしまう可能性が出てくる.そうならないために,より短時間で,より確実な手順で事前処理を完了できる方法を構築すべく,自施設で実施した取り組みを報告する.
また,油落としをしたあとの工程で,不動態皮膜を形成するために,「焼き付け」と言われることがある高圧蒸気滅菌器による滅菌を実施する施設がある.この作業において,必要か不要かということについてはいまだにはっきりせず,その代わりとして,高温乾燥機に長時間入れて置くというケースもある.
通常,新品器材の処理は通常業務の間に実施することがほとんどで,その作業にあてる時間をなかなか取れない場合が多いと考えるが,処理が終わるのに1日がかり(またはそれ以上)になることから,対象器材購入後から使用までの時間に余裕がないと,事前処理が不十分となり,対象器材を傷めてしまう可能性が出てくる.そうならないために,より短時間で,より確実な手順で事前処理を完了できる方法を構築すべく,自施設で実施した取り組みを報告する.