パネルディスカッション1　医療におけるIoT機器の活用と方向性－IoTって何？から、医療応用、セキュリティまで－

[PD1-3] IoTの活用事例2：

医療安全向上と効率化のための製品開発と現状

^○村瀬 聡孝 (テルモ㈱ホスピタルカンパニー ホスピタルシステム事業医療器グループ 輸液システム部)

テルモは，医療現場が抱える課題解決のために，多岐にわたる製品開発をしてきた．現在ではラインナップをさらに強化し，「治療の安全性向上」「業務の効率化」「早期退院」に貢献する製品とサービスを提供することで，医療にかかわるすべての人に「やさしい医療」を実現することを目指している．
薬剤投与環境改善もその中の一つとして捉え，薬剤投与に関わるリスクをゼロにすることを目指してポンプの開発を続けている．薬剤投与では，投与時に危険度の高いエラーが無くならないという課題があった．そこでポンプのラインナップを強化し，双方向通信機能を搭載したスマートポンプシステムでは，手術室やＩＣＵの部門システム等との接続により高度な医療に対応出来る薬剤投与環境を提供することができてきた．製品および実例を含めてご紹介する．