第95回日本医療機器学会大会

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Symposium

シンポジウム4 材料部のヒヤリハットを話し合おう

座長:江島 豊(東北大学),橋本 素乃(東京医科歯科大学)

[シンポジウム4] ヒヤリハット実例

~その時当院の必須対応とは~

市橋 友子 (聖路加国際病院 物品管理課 中央滅菌室)

【はじめに】
 洗浄・滅菌の業務は人の作業が多くを占めており,手作業なくして業務はおこなえない.ヒューマンエラーを起こさないような環境を作ることが重要であるが,ヒヤリハットは起こる.インシデントやアクシデントになる前に気づき,どのような対策を取り,対応して改善するかが重要となる.
【実例と対応策】
 ヒヤリハットは小さな事柄から,アクシデントに繋がりかねない大きなものまであり,多方面で起こり得る.業務を始めたばかりの新人だから起こるのではなく,ベテランであっても例外ではない.気づいた時に事象を報告し,共有・検討して改善することで繰り返すことを防ぐ.経験年数別やヒヤリハット件数動向などのデータはないが,実例とその時の対応策を挙げ,本大会で詳細を解説する.