第96回日本医療機器学会大会

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Committee Report Roundtable Discussion

委員会報告ラウンドテーブルディスカッション 滅菌管理業務検討委員会活動内容の報告パート2

座長:深柄 和彦(東京大学),高階 雅紀(大阪大学)

[委員会報告ラウンドテーブルディスカッション] 医療現場における滅菌保証のための施設評価シート

日常の洗浄業務/日常の組立・包装業務

児玉 要輔 (医療法人積発堂富永草野病院 看護部手術室)

【進捗状況】
設問に対する答えやすさを考慮して,設問の数,内容,表現の見直しをおこなった.
・「日常の洗浄業務」プロトタイプでは「洗浄工程」としていたが,定期的・不定期的におこなう妥当性の確認を「洗浄バリデーション」へ移動して,日常業務を中心とした.また,設問の集約をおこなうことで設問数を16問から11問に減らした.
・「日常の組立・包装業務」プロトタイプでは「組立工程」としていたが,内容に大きな変更はない.重要項目を残し設問を削除・集約することで設問数を15問から9問に減らした.
【設問の概要とその意図】
・「日常の洗浄業務」医療用洗浄剤の使用方法,洗浄物に付着した汚染の乾燥防止対策,洗浄物の取り扱い,洗浄工程の選定,用手洗浄の方法,ブラシ等洗用器具の取り扱い,洗浄装置の取り扱い等の設問.
・「日常の組立・包装業務」器材のメンテナンスと性能チェック,異物や破損の有無を確認するための拡大鏡・ルーペの使用,各包装材料の適切な取り扱い,ロット番号および滅菌年月日と有効期限の表示等の設問.
日常業務において優先的に取り組むべき項目を設問とした.今大会では詳細について説明する.