[シンポジウム4] 生体監視情報DWHを用いたバイタルサイン予測の有用性
周術期医療を含め生体監視情報から得られるバイタルサインの評価は,患者管理の基本である.周術期は手術や麻酔の影響によりバイタルサインが大きく変動するため,バイタルサイン予測の確立は患者安全だけでなく周術期医療の質向上に役立つと考えられる.私たちは生体監視情報を扱うDWH: data warehouseとして,2007年からフィリップスジャパンとViProsを共同開発し導入した.ViPros は連続する生体監視情報からイベントに関連する数値を抽出する機能を備える.
当初は周術期の体温推移や術後ADLの可視化に用いたが,近年では過去の約20年分の手術患者データを用いた機械学習によるバイタルサイン予測に取り組んでいる.過去の知見に基づきバイタルサインを予測することで,例えば患者安全だけでなく麻酔科医の業務軽減や特定看護師の支援等に役立てることを目指している.
当初は周術期の体温推移や術後ADLの可視化に用いたが,近年では過去の約20年分の手術患者データを用いた機械学習によるバイタルサイン予測に取り組んでいる.過去の知見に基づきバイタルサインを予測することで,例えば患者安全だけでなく麻酔科医の業務軽減や特定看護師の支援等に役立てることを目指している.