[T66] 人体に安全な低濃度オゾンを利用してウイルスを不活化する装置Remoba OZONE®の開発
【目的】
オゾンは,酸素原子の強い酸化力で,細菌の細胞膜を溶解するメカニズムで除菌効果を発揮し,また,コロナウイルスについてはオゾンがエンベロープを破壊し,ウイルス内部のRNAを障害することにより不活化すると考えられている.ただし高濃度のオゾンは人体への悪影響があるので,人体への影響を極力抑えた上で,オゾンを利用して環境空間中の細菌,ウイルスの不活化を図る装置の開発をおこなう.
【方法】
藤田医科大学の村田貴之教授により人体に安全な低濃度オゾンガスで新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を不活性化できることが明らかにされた.これを受けて,日本の作業環境基準であるオゾンガス0.1ppm未満の空間濃度を保つ小型のオゾンガス発生装置を開発し,環境空間中の細菌,ウイルスの不活化を図ることとした.
【成績】
環境空間容積に合わせたオゾン濃度を得るため,高湿度(90%)でも安定してオゾンの生成可能な低温プラズマ発生体を使用し,更に3段階のオゾン発生量(3mg/h,6mg/h,10mg/h)に調節できる構造を設け,常に対象環境空間のターゲットオゾン濃度0.03~0.05ppmを保つことが可能になった.
【結論】
小型かつDC12Vで作動し,人体に安全かつ高湿度でも安定した環境空間中のオゾン濃度を保ち環境空間中の細菌,ウイルスの不活化を図る装置Remoba OZONE®の開発に成功した.
オゾンは,酸素原子の強い酸化力で,細菌の細胞膜を溶解するメカニズムで除菌効果を発揮し,また,コロナウイルスについてはオゾンがエンベロープを破壊し,ウイルス内部のRNAを障害することにより不活化すると考えられている.ただし高濃度のオゾンは人体への悪影響があるので,人体への影響を極力抑えた上で,オゾンを利用して環境空間中の細菌,ウイルスの不活化を図る装置の開発をおこなう.
【方法】
藤田医科大学の村田貴之教授により人体に安全な低濃度オゾンガスで新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を不活性化できることが明らかにされた.これを受けて,日本の作業環境基準であるオゾンガス0.1ppm未満の空間濃度を保つ小型のオゾンガス発生装置を開発し,環境空間中の細菌,ウイルスの不活化を図ることとした.
【成績】
環境空間容積に合わせたオゾン濃度を得るため,高湿度(90%)でも安定してオゾンの生成可能な低温プラズマ発生体を使用し,更に3段階のオゾン発生量(3mg/h,6mg/h,10mg/h)に調節できる構造を設け,常に対象環境空間のターゲットオゾン濃度0.03~0.05ppmを保つことが可能になった.
【結論】
小型かつDC12Vで作動し,人体に安全かつ高湿度でも安定した環境空間中のオゾン濃度を保ち環境空間中の細菌,ウイルスの不活化を図る装置Remoba OZONE®の開発に成功した.