第97回日本医療機器学会大会

大会長挨拶

 


 

大会テーマ

「日本から未来へ」

第97回日本医療機器学会大会
大会長 住谷 昌彦
東京大学医学部附属病院
緩和ケア診療部 部長(准教授)


 


このたび、2022年6月に開催されます第97回日本医療機器学会大会の大会長を拝命しました、東京大学医学部附属病院緩和ケア診療部/麻酔科・痛みセンターの住谷昌彦でございます。2年後に100周年を迎える大変伝統のある本学会年次学術大会の大会長にご推挙頂きました学会の理事、代議員、そして会員の皆様に改めて感謝申し上げます。先輩諸氏が作り上げてこられたように、この第97回大会も有意義な学びの場とすべく、皆様方のご支援、ご協力のもと努力して参りますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
病院機能・医療機器にとっても重大な懸念であったコンピューター西暦2000年問題から始まった21世紀も約1/5が過ぎましたが、現在のこのコロナ禍において、青柳卓雄博士が開発されたパルスオキシメーターが一般の方からも注目を浴びています。パルスオキシメーターと同様に上部消化管内視鏡(胃カメラ)も日本人が開発し、世界中で数えきれない程の命を救っています。素晴らしい医療機器が生まれた日本から未来へ繋がるようにとの願を込めて、大会テーマを「日本から未来へ」と設定させていただきました。
本学術大会が、新たな医療機器・医療技術を生み出す場となるように、プログラム委員長の東京大学医学部附属病院企画情報運営部 新秀直先生とともに意義深い学術大会にして参りたいと存じます。
本学会の理念が「産学連携による医療技術、機器の改良開発並びに医療安全の発展に寄与することにより、医学・医療の質の向上を目指し、人類の健康と福祉に貢献する」であることから、会員は臨床工学技士、滅菌技士、看護師、医師、工学系研究者、医療機器企業など多彩な分野・職種に渡ります。是非、本大会においても、活発な討論と情報交換が行われ、ご参加いただく方々の明日からの医療の実践・研究等に役立て未来に繋げて頂くことを願っております。多くの皆様のご参加と演題発表を心よりお待ち申し上げます。