シンポジウム5　医療機器を支える無線通信の可能性とその基盤

[シンポジウム5] 無線LANでつながる医療機器

佐々木 達也 (アライドテレシス㈱ 東京プロジェクトマネージメント部)

医療情報システムを利用した診察業務を行う上で、院内のネットワークは欠かせないものである。医療情報システムを利用して効率化を図るため、昨今では電子カルテの導入のみならず、ナースコールのIP化、ベットサイド端末や各種センサーなどの様々な医療IoTデバイスの利活用も拡大している。また、サービス向上のため待合室や病棟に患者用無線LANを配備するケースが増加しつつある。一方では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)蔓延に伴い、院内での働き方も変わり、無線LANを活用したオンライン診療、会議など、無線LANの重要性が高まっているのは確かである。
本講演では、無線LANにつながる医療機器の位置検知や資産管理といった更なる利活用について、また医療現場でよくある無線LANに接続する医療機器のトラブルと解決方法について紹介する。