9:50 AM - 10:00 AM
[シンポジウム8] 病院情報システムのスマート化と機器管理
医療のIT化が進行する中において、我々名古屋大学では、「スマートホスピタル構想」という理念を掲げ、新しい医療のあり方を模索している。病院総合情報システムの構築においては、診療情報(画像情報を含む)の一元管理に取り組み、さらにその先に各種データの統合と利活用による意思決定支援(CDS)などを意識して取り組んでいる。働き方改革が叫ばれる中、医療の効率化と医療安全や質の向上の両面を満たすべく、データを集約し、IoTやAI技術等を活用することによって問題解決の糸口を探ろうというものである。医療材料などのGS1コードの活用や医療機器の効率的活用、さらには医療・看護業務の見える化などから働き方改革を推進するなど、多数の試み(取り組み)をおこなっているので、それについても紹介したい。このような取り組みや課題共有によって、現実の臨床で苦労されている方々を支援する力になればと願っている。