第98回日本医療機器学会大会

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Oral presentation

医療機器動向

医療機器動向

Sat. Jul 1, 2023 9:40 AM - 10:20 AM 第4会場 (アネックスホール F204)

座長:中野 壮陛(公益財団法人医療機器センター)

10:00 AM - 10:10 AM

[100] 当学会周年記念誌から考察する企業会員の活動

林 正晃 (第一医科㈱)

【目的】
1923年(大正12年)発行の「醫科器械學雑誌」第一巻第一号では冒頭に「学者,販売者及び製作者の三方面の方々相集まりて日本医科器械学会なるものを創設」と記され現代の当学会の在り様に連なっていることが窺える.当学会の直近の事業報告と事業計画には「事業体部会」が他の専門委員会と同列の組織階層として,当学会の活動の中で企業が主体となる活動と位置付けられており,また当学会ホームページでは「日本医療器学会とは」の標題で次のように記されている.「会員構成も,医師,医学・医療の研究者,看護師,臨床工学技士,滅菌技士,材料部職員等の医療関係者と,医療機器の研究開発に携わる理工学研究者並びに,製品開発・製造・流通を担う医療機器関連企業の三者が密接に連携し,医療・医療機器等の進歩発達に寄与することを標榜する学術団体です」.いずれにおいても「企業」の存在が当学会を特徴づけるひとつの要素になっている.今日100年の当学会の歴史において企業はどのような活動をしてきたかの実績を知り,100周年以降の当学会における企業のあり方について考察することは,当学会に現在所属する個々の会員企業にとって有益であると考える.
【方法】
10年を区切りとした当学会の周年記念誌のうち,40周年以降の物を中心に(1)編集責任者挨拶の要旨,(2)記念誌の構成,(3)当時の時代背景について,企業がそれぞれの時代にどのような活動で当学会に関わっていたかの視点で考察する.