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[86] ドイツ6病院を訪問して感じた日本の中央材料部との違い
私自身14年ぶりにこの業界に戻ってきて,海外と日本の差がどうなったのかを確かめるべく,2022年11月および2023年2月にドイツ・スイスの6つの病院の中央材料部(ドイツ名 AMEP)を見学して,ドイツと日本の現状の差を確認した.私の師匠であった,日本医療機器学会の元理事長であり,日本の滅菌技師/士の資格を構築し,滅菌関連ガイドラインを作った元東京大学感染制御学小林寬伊教授の意志を引継ぎ,日本の中央材料部の将来を考慮し一石を投じたく発表する.今回は時間の関係上,ドイツのAMEP品質管理や教育システム等の背景,各訪問施設の特徴,手術器具およびロボティックインストゥルメンツの再生処理法,今回の訪問から私なりに考えた今後日本に求められることに絞り発表する.