第98回日本医療機器学会大会

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Panel Discussion

パネルディスカッション4 蒸気滅菌管理の目指すべき道

Sat. Jul 1, 2023 2:00 PM - 3:25 PM 第1会場 (アネックスホール F201+F202)

座長:齋藤 祐平(東京大学),谷野 雅昭(川崎医科大学)

2:16 PM - 2:24 PM

[パネルディスカッション4] 私立大学病院の蒸気滅菌

市橋 友子 (聖路加国際病院 中央滅菌課)

【はじめに】
医療の進化に伴い、手術器械も高度化・複雑化している。滅菌供給部門もその変化に対応しなければならない。全ての器具が確実に安全な状態で使用できるものを供給することが求められる。
蒸気滅菌は滅菌をする上で第一選択となっており、適応の手術器具が多い。被滅菌物の特徴は多 岐に渡っており、それぞれ考慮して最適な工程を選択しなければならない。
そして毎回滅菌条件が整っているかの確認・モニタリングをすることが必須である。
【現状と課題】
手術件数や手術器械が増加しており、日々の業務に追われがちとなっている。全ての滅菌物に入れている化学的インジケータ(CI)と生物学的インジケータ(BI)でのモニタリングは適切に確認してから払い出している。しかし、バリデーションについては確実におこなえていないと考えている。当院の現状と課題を本大会で詳細を解説する。