2:00 PM - 2:10 PM
[シンポジウム3] 医療職はまだSDGsに無関心
医療機器における「もったいない」の対策には、製造販売する企業と使用する医療職のどちらもが、 SDGsを意識しなければならない。しかし企業は、社会的責任だけでなく利益も求めなければならない。医療職はSDGsに配慮された製品を選ぶべきだが、そのほとんどはまだ、SDGsに無関心である。医療界の行動を変える動機としては現在、診療報酬点数を含む金銭的利益、医療機能評価機構による審査、厚生局による監査の三つしかなく、SDGsは意識すらされていない。
再使用できる物は再使用したいが、単回使用の物が多い。企業にすれば使い回されるより毎回新品を買ってもらいたいし、使う側もいつも新品のほうが好ましい。そのまま再使用できなくとも資源として再活用したいが、収集や分別廃棄を考慮に入れた物は少ない。無菌性保持や破損防止のための包装も過剰に見える。
海外では、医療界も当然のようにSDGsに取り組んでいる。日本の医療界の周回遅れは、医療界の特殊事情ではなく日本の国全体の遅れが原因なのだろうか。
再使用できる物は再使用したいが、単回使用の物が多い。企業にすれば使い回されるより毎回新品を買ってもらいたいし、使う側もいつも新品のほうが好ましい。そのまま再使用できなくとも資源として再活用したいが、収集や分別廃棄を考慮に入れた物は少ない。無菌性保持や破損防止のための包装も過剰に見える。
海外では、医療界も当然のようにSDGsに取り組んでいる。日本の医療界の周回遅れは、医療界の特殊事情ではなく日本の国全体の遅れが原因なのだろうか。